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  そういえば。

「ヨレヨレ」の創刊号を読んだのだった。そんでびっくりした。「この10年、僕は雑誌を作らせてもらえなかった。つまり、完全に干されていたということだ」と、編集後記にあったからだ。え、なんで???   鹿子さんのように優秀な編集者/ライターが?

  ‥‥‥わたしがライターをやっていた時、鹿子さんは福岡の某出版社の編集者だった。が、特に原稿を依頼されることもなく。(わたしの得意とする分野の担当じゃなかったこともある)一度も接点はなかった。ただ、一方的に憧れていた。だって、べらぼうにおもしろかったのだ、鹿子さんの書くものは。正直、負けた!  と思っていた。(もちろん、勝ち負けじゃない)いや、ほんとうに面白かった。オモシロすぎて、あそこの会社からははみ出していた。その後、フリーの編集者/ライターとして、競艇雑誌に関わっていたり、何かしらやっていたように思う。その頃、一度ファンレター的なメールを送ったんだよなー。返信?  あったけれど、「病気、よくなるといいですね」そう書かれていたな‥‥‥。(鬱病こじらせていた頃だった)

 

  しかし。今まで、わたし以外の人は上手く渡っていってる、と思っていたが、そういうわけでもないんだなあ。

  ともあれ、「ヨレヨレ」は、今、すごく勢いのある雑誌だと思うし、10歳の天才画家「モンドくん」効果もあり、もっともっと伸びていくと思う。影ながら応援しています。

『ヨレヨレ』創刊号 | 宅老所よりあいのホームページ